AOZORA motor
By Aozora Ikkyuu
ポルシェ

Porsche 911S Ⅳ

 みなさん、こんにちは!一休です。今回も911Sのお話です。前回、リアウインドウのゴムをなかなか入れることができず、残念感いっぱいの一休です。指先もまだヒリヒリしています。でも、工場のみなさんもこの911の組み立て?されるときはとても楽しそうです。もちろん、私もです。今回はリアのサスペンションです。

トーションバー

 コイルのばねは??え?これはトーションバーといってこの棒がねじれてばねになるの??そうなのかー知らなかった。サスペンションにもいろいろ形式があるんですね。911はこのトーションバーが930型まで使われていたとか。

 今回もばらされていたリアサスペンションを社長と工場長が組まれています。付け根の穴をブラッシングして清掃し、新しいゴムブッシュに交換します。

「前に取り付けてあったブッシュはまずかったね。これじゃあ、トーションバーが自由に捻じれず、サスペンションの役割を果たしてなかったよ。これで乗り心地もずいぶん変わるね。」

なるほど、やはり単に部品を交換するだけのメンテナンスでは本来の性能を発揮できないことがあります。社長はいつも論理的に手順を確認しながら作業されています。構造を理解して、その部品の役割を確かめてから組まれているのです。これは、整備の上でとても大事なことだと感じました。