こんにちは!一休です。
今日はタイヤチェンジャーを教えていただきます。もちろん、一休は今までタイヤ交換を何度もしていただきました。タイヤ屋さんがチェンジャーを手足のように操作して、見事に交換されるのを興味津々に見ていました。でも、あの、超特殊技能のようなタイヤ交換ができる日が来るとは夢のようです\(^o^)/
あの…タイヤチェンジャー練習させていただいていいですか…?
「いいですよ^^」
いつも通りの快諾^^; いいんでしょうか?本当に。素人が邪魔ばっかりしてるんですが。でもこんなチャンスはありません。絶対できるようになりたい。
「お願いします!」
「じゃあ、一度やってみますから見ててくださいね」
ここをこうやって、ここに合わせて、ここを踏んで…
「ハイ…ハイ…ハイ…」
「じゃあ、やってみてください」
「ハイ…」(えー!!)じゃあ…
「あ、違いますね」「あ、ハイ…」
ということで一通り教えていただきました。
もう一度、廃棄のタイヤセットをお借りして一人でやってみましたので見てください。
タイヤチェンジャー使用前の準備
まず、チェンジャーの動力となるエアコンプレッサーの電源を入れ、バルブを開きます。
タイヤバルブからバルブコアを外して、タイヤの空気をすべて抜きます。素人はバルブコアを外すのも初めてです。でも工具を使えば簡単に外れます。すごい勢いで空気は抜けてしまいます。
バルブコアが抜けました。まだ、劣化はなく使えそうです。しかし、消耗品なので定期的に交換しましょう。
チェンジャーでビートを落とす!?
おー、めちゃめちゃ緊張する。空気の抜けたタイヤのビートを落としてホイールから分離します。
ムギュっとゴムのよじれる音がします。パクパクっと外れていきますが圧縮された空気の音が素人には迫力です。
タイヤビートをリムから外す
いよいよタイヤを回転させて完全にタイヤを外します。これが一番緊張するかも!タイヤを回転台に乗せて、右から3番目のペダルを踏むとホイールの下の4つの爪が広がってきて固定されます。
一番左のペダルを踏むと固定されたホイールのインチに合わせて支柱が真ん中に移動します。この時、アームが下がっていないことを確認しましょう。
高さは上から押さえて手動で合わせます。ホイールリムの少し外になるように合わせたら、黄色いボタンを押して固定します。この調整は4本全く同じホイールとタイヤならそのままで作業できますが、輸入車やスポーツカーなどは前後輪のサイズが違うこともあるので毎回調整したほうが確実です。
そして、タイヤレバーを使ってタイヤビートをアームの先のタイヤガイドに引っ掛けます。そして、一番右のペダルを踏むとホイールが回転して片方のビートがホイールの外に出ます。
回転させると、気持ちよく?ムギュっと外れます。時々、サイトなどでタイヤレバーを使って人力でタイヤを外している記事などがありますが、これを体験するとちょっとそんなことする気がなくなるほど簡単です。タイヤにも優しいと思います。
今度は反対側のビートを外します。さっきと同じやり方になりますが下のほうになるのでちょっとむつかしそうです。コツは引っかかっているビートをホイールの中央の一番深いところに落としておくことです。
外れたら黄色いボタンを解除してアームを上げます。
タイヤを入れる
今度はタイヤを入れます(何やってんだか^^;)
基本的には外すことの反対になりますがそう簡単でもないと思います。それでは。ホイールを回転台に固定します。
タイヤビートとホイールの摩擦を減らすために擦れ合うところにクリームを塗ります。
外すときと違うのはタイヤレバーを使わないということです。できるだけタイヤは手で押し込んで最後はガイドにかけてはめることになります。また、新しいタイヤの側面をよく見るとインクで丸いマーキングがしてあります。ここが円の中で一番軽い部分になりますので、ホイールのバルブの位置にこのマーキングを合わせます。そうすることでできるだけバランスをとっておきます。このタイヤは古いので消えているのでわかりませんが…
一周したら入ってしまいます。本当にチェンジャーを使うとスムーズに入ります。自分でレバーだけで入れようという気は起こさないほうがいいようです。
次にエアーを2気圧程度入れます。途中で空気圧でビートがリムに入りますがこの時の音が「バン!!バン!!」とまた迫力です。素人は壊れてないか?と心配になります。取り合えず両方のビートが入ればバルブコアをセットします。
空気圧でビートを入れて いったん外して バルブコアセット 最後にきちんと?空気を入れます
タイヤのバランスをとる
さて、一応タイヤは組めましたがこのままだとタイヤが高回転したときに振動が出るかもしれません。そのためにバランスを取らないといけませんね。今度はバランサーにタイヤをセットします。
まず、バランサーの電源を入れます。
次にダイヤルをセットします。一番左がホイールの幅。なんとかJというやつですね。真ん中が直径のインチ。右がカバーからホイールまでの高さです。
ホイールを固定します。円錐型の金具でつめて大きなハンドルで締めます。
固定金具を入れて ワッシャーも ハンドルで固定し 回転させます
回転させると上下にウエイトの数値が出ます。基本的には上側に表示されているホイールの外側から、指示されたウエイトを貼ればいいのですが市販のアルミホイールは外側表面には貼れません。そこで内側に貼ることになるので、表示の数値より2,3割重めのものを貼ります。そして、再度回転させて下側(内側)を合わせます。
できたー!うん、なんとかできそうだ。
スイッチONで回転 数値が出ます アルミホイールならアルミのウエイトを貼り付けます
しかし、これもやればやるほどうまくなるでしょうね、当然ですが。
とりあえず、次回は自分のタイヤを替えてみます( ´艸`)
後日…
「一休さん、代車のタイヤを替えてみますか?」
「わかりました(^o^)」
と、張り切って取り掛かったのですが…
上手くいかない…なんで??もう暑くないのに汗がしたたり落ちてきます。
おかしい??
「すいません、上手くいきません…」
「いいですか?まず、ビートを落とすときに両方のビートをしっかり確実に落としてください。ちゃんと落としてないと、作業中にビートがもどってしまいます。あと、大切なことはタイヤ脱着の時には絶えずビートがホイールの一番深いところに落ちていることを確認しながらおさえて慎重に回転させてください。」
「ありがとうございます。本当にすいません。」
頭では何となくわかってはいるのですが、実際やると思ったようになってくれません。やっぱり経験ですよね。しかし、工場長や先輩の作業は手早くて、簡単にやっているように見えて、私が失敗したところをリカバリーしていただいているのを見ると、とても手際が良くて早いけれど丁寧なことがよく感じられました。
さすがプロです。もっと、間近で勉強したいと思った今日でした。