みなさん、こんにちは!一休です。いやー寒くなりましたね。一休は暑がりなんですがさすがに外に出るときはウインドブレーカが必要になってきました。今日なんて自転車で朝出たんですが、ウインドブレーカーのズボンもはけばよかったと後悔しましたー
アルファロメオのエンジンが!
おお、今日はアルファの147が入ってる。なつかしいなー。私は156に乗っていたので兄弟分の147もとても親近感がありました。私が156買う時にツインスパークかV6で迷ったんですが、最終的にあのV6の”もりもり”なインマニの”エロさ”に惚れてしまってV6にしたんですよね。どちらもアルファロメオの魅力的なエンジンでした。
今日の147は1.6のツインスパークです。ツインスパークも人気あったなー。ボンネットをのぞき込むと…
エンジンヘッドがない…。どこに?あーありました。まーまた見事にバラバラに。でも、自動車エンジンが精密機械だと改めて感じます。
社長、このエンジンどうしたんですか?
「うん…千キロ走るとオイルが1リットル減るんよね。」
ああ、言われてみればバルブヘッドにカーボンがたくさんついてるような。ピストントップもたくさん。これって、正常なんですか?
「いや、よくないね。この、バルブ見てみて。縦方向にがたつきがあるだろ。ここからエンジンにオイルが入ってるよ。」
え?こんな微妙な?がたつき。これでだめなのか。さすが社長。これってオイル…?
「そう、オイル下がり」
オイル上がりとオイル下がり
シリンダ内の燃焼室にエンジンオイルが入り込み、混合器とともに消費して(燃えて)しまうことをオイル上がり、オイル下がりといいます。
オイル上がりはピストンリング(オイルリング)の摩耗等の異常によって、シリンダのエンジンオイルが掻き落とされずにピストンリングとシリンダの隙間から入ってしまいます。エンジンが高回転の時やエンジンブレーキをかけて、燃焼室が負圧になったときに入りやすくなります。
オイル下がりは燃焼室上部のシリンダヘッドにあるエンジンオイルがバルブシステムの隙間から燃焼室内に入り込んでしまいます。オイル下がりはエンジン稼働時だけでなく、停止時にも上から入ってしまいます。
原因は経年劣化によることが大きいですが、ユーザができる対策は適切なオイル管理です。オイルの管理が不十分なことからバルブシステムやピストンリングの劣化につながり、オイル上がり、オイル下がりに至ります。排気が白くなったり、オイルの消費が大きくなればオイルが消費されている可能性が高くなりますので整備工場にご相談ください。しかし、どちらも大掛かりな修理作業になりますので、オイル管理は十分に気を付けていただきたいと思います。