みなさん、こんにちは!一休です。今回も前回に続いてビートルのブレーキ整備です。ビートルは新しい車ではありませんのでブレーキ本体以外も要チェックです。上の画像はブレーキホースなのですが、ブレーキフルードが固まってつまりになっているところがあるので洗浄します。ところで下の画像はなんだかわかりますか?
ブレーキパイプ製作
これは室内を通っているブレーキパイプです。この配管も内径2ミリくらいでしょうか。これの中でフルードが固まるとさすがにお手上げです。このパイプはスチール製のようですが工場では加工のしやすさから銅製のパイプを新調することになりました。この、オリジナルのブレーキパイプをもとに製作した銅製のパイプを装着したのが下の画像です。
ところで、下の工具見たこのある人いらっしゃいますか?たぶん、プロの整備士の方でもディーラーなどにお勤めの方は使われる機会もないのかもしれません。
これはパイプレア―と言って、ブレーキパイプのダブルフレア加工をする治具です。ダブルフレアとは下のようなパイプの継ぎ目になるところです。
前回、この工場の整備士の方々は職人のようだと書きましたが、このように部品を手作りでも製作し、少しでも元の状態に近づけようとされています。時には外装や内装の表面の仕上げを延々と指の腹を使って磨かれていることもあります。本当に職人のようです。