みなさん、こんにちは！一休です。
コロナも少し落ちついてきましたでしょうか。もうひと頑張りです。さて、今回は２０７ｃｃのオイル漏れです。オーナー様によると駐車場に一日一滴ほどオイルがあるそう。そういえばオイルが減るなと感じたエンジンでした。このエンジンはＢＭＷ設計でMINIとも共通なのではと思います。ボンネットを開けてみるとタペットカバーにオイルのにじみが…
社長、タペットカバーのガスケットのせいでしょうか？
「ちょっと車あげてみ」
はい。オープンカーはジャッキアップ、緊張するな。
「オイルパンがオイルで汚れているな。オイルパンの方やな。」
え…そうなんですか。やっぱりちゃんと見ないといけませんね。
「オープンだから点検溝のほうでやったら」
ありがとうございます。先輩、タペットカバーのにじみも気になるのでガスケットを注文してもらっていいですか。ついでにオイルフィルターもお願いします。
「いいですよ。ドレンボルトのワッシャーはどうします？」
うーん、どうせなら全部お願いします。よーし、がんばろう。
２０７のオイルパンリフレッシュ
アンダーカバーを外すと、トランスミッションカバーにもオイルがついています。え？トランスミッションのオイル漏れ？
「これは、汚れてるからエンジンオイルでしょうね。」
よかった、先輩。オイルパン外します。軽くパーツクリーナーでオイルを落として、ドレンボルトを緩めます。
オイルパンはたくさんのボルトで留まっていますがそれを外して、エンジンとオイルパンの間の隙間にマイナスドライバを差し込んでオイルパンを剥がします。この時、アルミのエンジン側を傷つけないように気を使います。取れたらオイルパンを洗浄しますが、密着部のガスケットの除去が手間がかかります。
エンジン側はアルミなので気を使います。オイルパンも手間がかかります。青いウェスは先週までは一休のパジャマでした(^^ゞ
きれいになったオイルパンの密着部分に液体ガスケットを盛り？ます。一休は不器用なので苦手です。もっと美しく？できるようになりたい。
「中央部分が山になるように盛ってね。そうしたら着けたときに広が密着するから。」
なるほど、わかりました。合わせるのも緊張します。まっすぐ入ればいいんですがそうはいかないんですよね。何とか合わせてボルトを入れていきます。何本か入るとホッとします。
これは何だと思います？厚い鉄板のステーで固定ボルトも大きなサイズです。オイルパンを支えているように見えます。社長、これは何のためでしょう。
「んー、やっぱりオイルパンぶつけた時の支えやろね。フランスは石畳が多かったかな。お国柄やね」
そうですか…やっぱり。外車ってその国の文化が感じられて触れてると楽しいんですよね。
新しいドレンボルトのワッシャーを出します。古いのと新しいのでは厚さが倍ほど違います。銅製だからでもありますが、こんなに潰れるんですね。再利用でもいいかと思いましたがこれを見ると新しいのにしないといけませんね。安いものだし。アンダーカバーも戻します。
２０７のタペットカバーのガスケット取り換え
簡単と思ってたんですよね。蓋外して取り換えるだけだと。
でも、蓋外すためにはこれ外して、これ外すためにはこれも外して…。かなーりめんどくさい…。
プラグソケットを外してみると。左から１番目と３番目のプラグがオイルに浸かっています。これは思ったよりひどい状態だったです。
「カバー取れたら、ティッシュでオイルを吸い取って、取り切れたらプラグを抜いて拭いてね」
はい、先輩。
タペットカバーを清掃して、新しいガスケットをセットします。古いものはもう８年８万キロですから明らかに硬化しています。
新しいガスケットをセットしますがこれ見てください。
もちろん左が古くて右が新しい。セットすれば一目瞭然です。これならオイルも滲んでしまします。
「ツインカムになってプラグのところがスペース厳しくなってオイル漏れしやすくなったんだよ」
あーなるほど。ありがとうございます。先輩。
ついでにオイルフィルター交換
プジョーのオイルフィルターは中身のフィルターを換えるタイプ。これが本当のオイルフィルターですよね。それに中身だけですからエコなのでしょうか。外すとこんな感じ。
新しいフィルターと比べると頑張って仕事してくれたのが分かります。
パッキンもセットに入っているので取り換えます。
セットして完了です。
プジョーのオイルリフレッシュでしたm(__)m
