みなさん、こんにちは！一休です(^^)/ 冬らしくなってきましたね。みんさん、元気にお過ごしでしょうか。めちゃくちゃ寒いというほどではありませんが、周りではインフルエンザが猛威の兆しです。手洗いうがいなどで十分健康管理をして、元気に冬を過ごしましょう。
Porsche 911 エンジンをばらす！
年末年始、工場から足が遠のいていたんですが久しぶりにお邪魔しましたら…
おー、９１１のエンジンだー。水平対向６気筒でやっぱり存在感満点です。しかし、どの９１１のエンジンかな…？整備中の９１１は全部エンジン載ってるしな。ひょっとして、工場の隅っこに放置？されてる９１１のエンジンだろうか。ちょっとさびが古く見えるし(^^ゞ。
「このエンジン、ばらす？ばらすのは誰にでもできる(笑)」
社長は私のような素人にも丁寧に教えてくださいます。そのお話を伺うたびに、社長の知識の深さに感服します。社長が与えてくださる課題は仕事なのか趣味なのか判断できない時もあります。社長の整備に対する姿勢はとても楽しそうで趣味なのかと思ってしまうほどなのでそう感じるのだと思います。
え？私がやってもいいんですか？ひょっとしてこれは社員さんの研修のためじゃないのかな…。しかし、私もやりたい。９１１のエンジンをばらせるなんて経験できることではありません。社長のご厚意に甘えて、させていただくことに。しかし、だれでもできると言われても、どこから手を付けて良いのか？
いよいよ分解！
「まず、カムホルダーをはずそう。これとこれとこのボルトで留まってるからはずして。」
え？これとこれとこれと…
まあ、そんなに簡単にはずれるものでもないですよね。
ロッカーアームを外します。
軸受けがさびていて一つ破損しました。新しいものに替えます。
やっと外れました。
シリンダヘッド 
バルブエンドが見えます 
シリンダを外します 
外れました 
こんな感じに入ってます
ピストンの分解
おー、ポルシェのピストン！興味のない人には何でもないでしょうが私にとっては感動です。ピストンヘッドは平らじゃないんですね。プラグの反対側が山になっています。これって圧縮を高めるためなんでしょうか？
精度がいいからでしょうかピストンピンが抜けにくい。
「ピストンピンの穴の表面を整えておこうか」
わかりました。これで、表面が滑らかになってエンジンが調子よくなるんですか？
「いやー、組みやすくするためかな。まあ、こんな作業してるところは他にないだろうね。」
なるほど。たぶんこんな工具がある工場もないでしょうね(*_*)本当に社長は熟練の職人さんのようです。ところで工場長、このエンジン動くようになるんですか？
「クランクシャフトも大丈夫ですから、動くようになりますよ…」
工場長、なんとなくテンション低い？やっぱりこのエンジンは練習用ですか(^^ゞ
